「チンしすぎるとやけどするよ」から考える

「電子レンジでチンすると美味しいよ.でも,チンしすぎるとやけどするよ」
言ってから反省しました.
やけどしてから,チンしすぎたとわかります.
本当にやけどするのを避けさせたければ「10秒だけチンするといいよ」とか,「5秒ずつチンして止めてぬるいときが美味しいよ」と言うように具体的に話すのが具合良しです.
具体的手段を提示せずに結果(やけどしない)を求める言い方は,話し手の都合(やけどしたからと苦情を言われたくない)という意識から出ています.
よくあるでしょ.「帰りは,怪我しないように気をつけてください」「調理で手を切らないように注意してね」・・・
こんなこと言っても怪我を予防できないことを知っているのに,話すのです.そして,怪我した人は怪我しただけでも辛いでしょうに,「言うとおりにしなかった」とさらに苦しむのです.両者ともにアホじゃ.
わたしは具体的に言います.
「踵に重さを流して,ラテラルフットに重さを移し,小ゆびの付け根から・・・」
細かく言う時間がなければ,具体的意味の伝わらない言葉は使いません.「では,また(あえるとうれしいな)」で十分です.
「気をつけてお帰りください」と言われたても「では,また」か,無視するのがよろしいです.ほほほ,非常識ですね. 言葉は具体的なものにつけられること,意味のある言葉を使うことを続ければ,誤解はなくなり,世界は平和になります.

  キネクラネオのファシリテーターコースでは世界平和に至る考え方を教えます.
新興宗教ではありません.
物理学だし哲学です.