緑内障の疑い

こそっと書いとく。
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健康診断の眼底検査で緑内障の疑いと診断された。
数年前から検診のたびに緑内障疑いとされる。
3年前に眼科を受診していろいろと検査して、緑内障はないと判定された。

ことしは「そろそろ再診しよう」と思った。

自宅に最も近い眼科に予約した。
大学病院の眼科外来に勤めている妻に話すと、「大学のドクターは、そのクリニックを良いと評価していないから別のとこにしたら」と言った。
もちろん、私は妻を信用しているので、妻の意見をありがたく聞き入れて、そのクリニツクを変更しなかった。
大学病院の医者の評価は、わたしの判断ではないからね。

受診したら、説明は基本からきちんとしてくれるし(わたしが医者であるとは話していない)、検査の流れも結果も丁寧に話してくれる。
受診する人には、ありがたい医者だ。

大学の医者は、彼らに都合の良い医者=診断の的確な医者を「良い医者」と判定する。
しかし、町医者が大学病院並みの診断精度を出せるはずはない。機器が違う。
患者は自分にかけてもらえる時間(=愛情)で「良い医者」と判定する。わたしは大学の医者ではないので、後者で判定する

 結論 
妻のすすめには従わないこと。
自分の体験を大切にすること。
自分の決断が、望ましい結果にならなくとも自分の決断を受け入れる覚悟をしていれば、不幸にはならない。他の人の意見に従っても幸福にならない。

追加で書いとく

健康診断では眼底写真を撮って、視神経乳頭の形がおかしい、視神経乳頭が陥凹している場合、「緑内障疑い」と判定されます。
緑内障は、もともとは眼圧が上がって視野狭窄がくる疾患ですが、最近、日本では眼圧は正常でも視野が狭くなる症例のほうが多いことがわかりました。
正常圧緑内障といいます。
ですから、「緑内障疑い」と判定されたら眼圧検査と視野検査をして診断を確定されます。
わたしのように近視が強いと視神経乳頭が陥凹したように見えるので、緑内障疑いとされます。
しかし、近視が強いからといって、緑内障でないとは言えません。というわけで、検診で「緑内障疑い」と判定されたら、眼科を受診することをおすすめします。
わたしは上記のことを知っているので、自分でリスクと眼科の検査の薬で瞳孔が開いてその日は車を運転できないことを天秤にかけて受診の頻度を決めています。
リスクを覚悟できない人は、年に一回、眼科医を訪れるのが吉ですよ。