ありがたい

必要があってYouTubeで介助法のムービーを見ていた.うーん,「わたしも20年前に同じことしていたなぁ」と思った.あのころは,見よう見まねで,意味もわからず動かすことを考えていたからなぁ.今は,「意味」を理解するようになったので,上手になったなぁ.でも,まだうまくできないことも多い.
看護・介護の世界には,毎年新人=まったくなにもできない人が入ってくる.その人々をすぐに現場で使う職場しかない.すると,介助の意味もしらずに,結果だけを求める.だから,仕方ないなぁ.
本当は,全く動けない人にしない医療が必要なのに,なんでも生かして「名医」と呼ばれたり,それをもてはやすマスコミがいたりして,ケアの大変な人を作り出し,ケアする人がいないと言いながら,熱意で解決しようとする人々がいたりして,数をこなすばかりの現場になっているからなぁ.

だから,ちょっとでもマシな人がいる現場を体験すると「ああ,こんな現場に触れられて,ラッキー」と思う.