最近の話題はフェースブックのページへ
トップページのメニューテーブルに「コラム」を作りました.「施設長のひとり言」と「脳は単なる臓器だ」が入っています.
動きや介助に興味のある方へ
日本キネステティク普及協会のサイトにわたしの動画集(ここをクリック)ができました.
youtubeにアップした動画を整理して載せてくださいました.
興味のある方は御覧ください.
アウェアネスと十牛図について書きました. ここにあります.
キネステティク普及協会のトップページ(ここをクリック)に、中本理事のコース予定が書かれています。
つかさん(田村さん)の予定も載っています。
中国、東北、沖縄、東京近辺の方は参考にしてください。
学習したいけど開催地が遠くて行けないという方がいます。
学習は自らが手に入れるものです。
「遠いことを言い訳にしている」人は学習をする準備ができていません。
まず、自らの意思を自分に問うてください。そうすれば、どこでもいいから飛んで行くことができます。
跳べ!ここがロードス島だ!
キネステティク・クラシック・ネオのファシリテーターが誕生しています.
まだ,NKAのページが整理されて,ネオ版が明記されました.
近日中にネオ版のファシリテーターが明記されるでしょう.
直近では,東京のつかさん(田村さん)のコースがあります.
ここにはつかさんの挑戦的なメッセージが書かれています(ほんとうのことだと思います).
新しいキネステティク・クラシックを知りたい方,動きの言語化に困っている方,従来のキネステティクの考え方では医学的用途に使えないと困っている方はぜひ学習してください.
ダンスの振付ではなく,人の動きの科学的言語化を知ることができます.
自分の移動にも介助にもポジショニングにも武道にも腰痛対策にも肩のこり対策にも役立ちます.
NKAのサイトをチェックしていてください.
ネオ版のファシリテーター紹介がのります.
管理人より
管理人の主張
いつかは書かなければならないと思っていました.
ついに決心しました.
ここに書きます.
最近,キネステティク教育が混乱しているからです.
わたしの望む教育について知ってほしいのです.
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管理人は,キネステティクを日本に紹介しました.
この概念を知れば,動きについて分析できて.理解が進み,看護や介護やリハビリが進歩すると思いました(でも,誤った理解が普及を邪魔しましたね).
18年間,創始者のフランク・ハッチ氏に協力してきました.
しかし,創始者がキネステティクの概念や教育システムを日本の文化に適したものにしないこと,人体解剖学,進化発生学,その他の科学と整合させようとしないことなどから協力をやめました.
日本の文化と解剖学,進化学,物理学,情報工学,サイバネティクスと整合するキネステティク教育コースとして,キネステティク・クラシックを作りました.
キネステティクは,「動きの言語化」であり,「動きを分析するツール」です.
一部のキネステティク教育組織はキネステティクが学問であると主張しています.
しかし,キネステティクは,一般に言う学問のように研究して新しいものを発見する余地はありません.
キネステティクの本質は,「動物の動きを詳細に観察して記録,記載するときの使いやすい言葉を体験から教える」ことです.
キネステティクは分析の結果を表現するのに適する言葉の集まりです.
一部のPTやOTが主導する組織は,「キネステティクの概念とともに触れ方も指導する」と主張しています.
わたしが日本に導入したキネステティクは人との触れ方を指導するものでもありません.
触れ方,そのものを教育することは,ハウツー教育になります.わたしは好きではありません.
キネステティクの言葉で分析することを体験してもらい,受講者が,どのような接触が悪いか好ましいかを教わった言葉で語り,分析し,自らの接触を改善することで触れ方の改善ができます.
わたしの推奨するキネステティク・クラシックは,「キネステティクのもともとの目的に戻ろう」という意味でクラシックと名付けました.
目標を「動きの言語化」という本来のものに戻すことを志し,内容を現代科学に合わせています.
わたしは日本の文化にあった,より科学的なキネステティクを教育したいと思っています.
そのために,創始者の作ったキネステティクの概念を変えて,キネステティク・クラシック・ネオとしました.
ヒトや化石動物を含めた動物の解剖学に適したもの,解剖学以外の科学にも整合するものに変えました.
例をあげます.
最も顕著な変更は,「マスの分け方」です.
フランクのキネステティクでは,頭,むね,骨盤,上肢,下肢と分けています.
骨盤のマスはいわゆる腹と骨盤を含んでいます.
ですから,仰向けに寝ると「すべてのマスが支持面についています.移動には適していません」と教えられました.
しかし,キネステティク・クラシック・ネオでは,腹は肚(fはら)のマスとして,骨盤は下肢のマスにいれました.
このようにすると,下肢のマスは解剖学の下肢帯と一致します
肩甲骨と鎖骨を含めた上肢帯に相当する部分を上肢のマスとしました.
その結果,「仰向けに寝ると,頭のマスの重さは後面から床に流れます.胸と肚(はら)のマスの重さは四肢のマスに支えられています」となります.
四つん這いは,頭,胸.肚のマスが四肢のマスに支えられていて移動しやすい体位です.
仰向けは,頭のマスを支持面から浮かせば,胸,肚のマスは四肢に支えられているので,移動しやすくなります.
こうすると,ベッドの上の移動(背這い,腹ばい,横移動)は四つん這いの移動と同じことになり,分析しやすくなります.
言葉の定義を,科学的にすることで,仰向けが動きにくい体位から,動きやすい体位に変わりました.
キネステティク・クラシック・ネオでは,移動しにくい体位というものはなくなりました.
キネステティク.クラシック・ネオを学習すると,あなたの体はいつでも移動しやすい体と理解されるでしょう.
キネステティク・クラシック・ネオは,このような科学と整合させる改良を各所に加えています.
さらに,教育についての考え方を変えました.
単にキネステティクを実践していれば,教育者になれるのではありません.
名選手が名コーチになるとは限らないのです.
キネステティク・クラシック・ネオでは,教育者は学習の環境を整えて受講者の学習を促進するとファシリテーター制度としました.
ファシリテーターには教育心理学や教育に必要な哲学なども教えます.
そのため,創始期のキネステティクとは全く違うものになりました.
キネステティク・クラシック・ネオは,創始期のキネステティクと互換性はありません.
キネステティクを学びたい方は,キネステティク・クラシック・ネオを受講すると,体験をもとにして,日本語で表現できる,科学的に考えられるキネステティクを学習できます.
でも,最初からキネステティク.クラシック・ネオを学習すると,良い点がわからないかもしれません.
キネステティク・くシック・ネオの特徴をはっきり知りたければ,いろいろなものを試してみると良いです.
沖縄のユイとニナのストーリーがムービーになりました.
キネステティク・クラシックの教育の目的の一つは,「動きで困っているときに,動きを分析できること.いまより少しでも楽に生きられること,それに役立てること」です.
その実現がムービーでご覧になれます.
ユイさんは脳性麻痺で動きに問題があります.
おねえさんで看護師になったニナさんが手伝っていました.
ニナさんが「少しでも気持ちよくケアしたい」と思い,キネステティク・クラシックを学びました.
その結果,楽に動く事ができたユイさんは,自らもキネステティク・クラシックを学び始めました.
そして,「ユイは脳性麻痺をやめる」と言いました.
そうです.ユイさんの動きの辛さは脳性麻痺のためではなく,そのような人々の動きを分析して支援できなかった文化にあったのです.
キネステティク・クラシックの教育では「動きの言語化による分析」を学習します.
そして,ファシリテーターが,その分析結果の統合の手助けをします.
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骨格ロボットの原型の「動く骨格模型」の改造ワークショップが行われます.
骨格ロボットに使った脊椎の改造テクニックを指導するワークショップです.
21世紀にふさわしい骨格模型製作委員会のコンラッドさんが主催して,「動く骨格模型 Ninja Anatomy」のユーザーに指導してくださいます.
紹介ムービーがかっこいいので,ここにはらせていただきました.
体の動きや解剖について教えるには 格好の教材です.
各専門家に一台,いや各家庭に一台あると動きの学習を促進するでしょう.
「ご家庭の必需品 Ninja Anatomyとアウェアネス介助論」なんてね,ははは.
わたしは,これらのツールを使い さらなる高みを目指します.
いつでも 前に一歩踏み出したいですよね.
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キネステティクとキネステティクスの違いについて書きました.
法律を誤解して,法的に根拠のない押しつけをしてくる人がいます.
日本の法律を理解して,お互いの権利を侵害しないようにしましょう.
進化発生ロボット介助リハビリテーション学(EDRSR)を興(おこ)しました.
古生物学は進化学と結びつき,飛躍的に展開しました.
進化学は発生学,遺伝学と結びつき,DNAという物質の生化学と結びつき,飛躍しました.
進化,遺伝,生化学から染色体,遺伝子の研究が進み先天異常,遺伝病の原因,対策が解明されています.
新しい化石一つ見つかると 今まで知らなかった事実が明らかになり,これらの分野の常識が一転してしまいます.
古生物学,進化学は多くの科学の分野に大きな影響を与えています.
それなのに・・・
介助やリハビリテーションは,脊椎動物であるヒトの根源的動きを気づいていないようです.
他の科学の分野では ヒトの根源にせまろうとしています.
それなのに 人を相手にする人々は 「力学」と「熱意」「誠意」で仕事をしようとしてもがいています.
いいのか? それで!
さらに ヒトの根源を知らない医療関係者の求めにより 老人に触れたこともないようなロボット工学者が「力をかける介助ロボット」を作ります.
いいのか? それで!
というわけで 進化発生ロボットリハビリテーション学が必要になったのです.
進化発生ロボット介助リハビリテーション学ですから evolution-development-robot-support-rehabilitation
短くすると,Evo-Devo-Robo-Suppo-Rehab
さらに まとめて EDRSR(EDeRoSuR)エデロサールという略称にすることにしました.
こんなことは 早い者勝ちです.
あとからまねする人もいると予測して,ははは.
「アウェアネス介助論」の上巻144ページに間違いがありました。
2行目の「ですから」以降の記載を、以下のように修正してください。
「ですから、便をこらえるには内閉鎖筋の緊張が必要です。内閉鎖筋は下肢の大転子についています。下肢が内転する、つまり内股になると、内閉鎖筋は伸ばされます。緊張が高まりやすくなります。便や尿を我慢している人が・・・」
読者にはご面倒をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
また、きずいて教えてくださいました読者に深く感謝いたします。m(_|_)m
「超訳 支援と学習のキネステティクス」が発売されました!! 2014/10/17
かつて「看護介護のためのキネステティクス」(俗称 青本)として出版されたものです。
原著のドイツ語の「正確だが冗長」という文章を、思い切りよく短く切り離し、読みやすくしました。
なによりも、原著のまったく筋の見えない目次をなおしました。
章立てを詳細にして、内容のながれが見えるようにしました。
以前の本では、「あれはどこに書いていたかな」と探し回っていましたが、今度の超訳では目次をみれば一発です。
青本を買っていた人も、買い換えることをお勧めします。
私が不注意なため誤植脱字がありました。
ここに正誤表を載せました(間違いを見つけるとその都度修正をアップしています)。
ごめんなさい! m(_|_)m
ここで購入できます。
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