非言語的コミュニケーション

 今度は「認識論」から、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションを考えてみます。
 
 
認識論のページで示したイラストに「言語による思考」と「意識」を書き加えました

 ここで、感覚から知覚へのプロセスで、記憶からの「加工」は意識下の働きです。

 このプロセスを経ずに、「感覚」から直接、「知覚」へ行く経路があります。

 黄色の矢印で示しました。

 この「知覚」が認識されて、言語化される「わかる」と表現されます。

 内言となって意識されます。

 「言語」により意識の中に「意味」が作られます。

 「知覚」から直接意識に働きかける経路では、認識されず内言にもならず、ただ「感じ」として意識されます。

 ここが「非言語」です。

 言語なしに「意味」が作られます。

 上に述べた2つの意識への経路が、「言語的コミュニケーション」と「非言語的コミュニケーション」の違いです。

寄り道 非言語的コミュニケーションが80%?