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写真はEncyclopedia of Marxismより
 ゲーデルは、不完全性定理を証明しました。


 矛盾を含まない論理体系の中に、真偽を判定できない命題が存在する。

 矛盾を含まない論理体系は、それ自身では自身に矛盾がないことを証明できない。


 これが1931年の話です。

 ゲーデルの不完全性定理と呼ばれます。

 これは数学、論理学の純粋な命題です。

 わかりやすくするために俗社会のレベルまでおろして話しましょう。

 論理学にうるさい方には、ごめんなさい。
 
 「俺の話すことに、すべて間違いはない」と話す人の話に間違いがないことを、その人自身は証明できないということです。

 その人の話すことに間違いがないことを証明するには、その人の外側から観察する人が必要になります。

 俗社会から見ると当たり前のことなのですが、これを論理学で証明するのは大変なのでした。

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