情報と内言の翻訳モデル


 今度は、● を送ってみましょう。

言語化  Aは ● に相当する「内言」をAの辞書で探します。

 「太陽」という「言葉」が示されます。

 Aは自分の頭に浮かんだ色に「太陽」という「言葉」を当てます。

搬送  Aは、自分の頭に浮かんだ色を「太陽」であると、Bに送ります。

イメージ化  Bは「太陽」という記号を受け取ります。

 Bの辞書に照らし合わせると、● のイメージが出てきます。

理解   Bは頭の中に● のイメージを作ります。

 BはAからきた「意味」は● と理解します。

 これをフィード・バックします。
言語化  Bは辞書で● 「太陽」であると、確認します。

搬送  BはAに「太陽」という記号を送ります。
イメージ化  Aは「太陽」という記号から、辞書をひいて● のイメージを得ます。

理解・確認  Aは自分の送った● のイメージとフィードバックされた● のイメージを比較して自分のコミュニケーションがうまくいったと確認します。

 確かに、「言葉によるフィードバック」では、正しく伝わったと確認されました。

しかし、、Aが送ったのは● で、Bが受け取ったのは● なのです。

違う「意味」が伝わっています。

 なぜ、こんなことが起こるのでしょう?