盲点とワーキングメモリー

 前のページのように特殊な条件の時に、盲点の存在に気がつきます。

 でも、両目をあけると気がつかなくなります。

 もし、網膜に移った像を、そのまま見ているのなら、私たちの視野には、薄暗い●が2つ見えているはずなのですが・・・。

 私たちは眼球や網膜で見ているのではありません。

 それらが伝えた刺激で神経組織が作り上げたイメージを見ているのです。 

 話がこの辺に来ると、知覚心理学や、認知科学の領域と重なります。

 というわけで、次は「認識と認知」の話をします。