盲点とワーキングメモリー

 まだ、信用しないかもしれませんね。

 有名で簡単な実験に行きます。

 「盲点」です。

  両目をあけて + の印を見てください。頭を画面から離したり近づけたりしてみます。

 ○は見えたままですね。

 右目を閉じて、左目で + の印を見つめながら、頭を画面から離したり近づけたりします。

 17インチの画面なら、画面から頭を40−60センチくらい離したときに、○が消えます。

   網膜には視細胞があり、光に反応しています。

 この視細胞が視神経になり眼球の後ろに向かう部分の網膜には視細胞がありません。

 そこに映る像は視神経から刺激となって脳に伝わりません。

 この視神経が眼球を貫くところが「盲点」です。

 脳は「盲点」から「来るはず」の画像を時間的に一瞬前の画像、周囲の画像、反対側の目の画像から、作り上げます。