ライヒは、リビドーの動きは経済のようなものだと考えました。
社会の経済をうまく進めていくためには、お金が流動することが必要です。
しかし、単に流れていては、急に大金が必要になったときに、お金が足りなくなります。
社会経済を円滑に進めるためには、銀行がある程度溜めて、適当な時期に放出することが必要です。
リビドーも同じように、ある程度溜めておいて、戦いや逃走でリビドーが必要とされるときに使えるようにしておくと、楽に生きることができます。
リビドーの生産量が日常の消費量より多いことが、緊急時の余裕を生みます。
そのため、日常生活ではリビドーがたまります。
ですから、ときどき、放出しなければ、たまりすぎて爆発してしまいます。
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