せっかくですから、前面についても Anatomy Trains の考え方を参考にしてみます。
マイヤーは親指から橈骨骨頭、肩甲骨の烏口突起、第5肋骨の小胸筋付着部までをDeep Front Arm Line (腕の深部の前のライン)だと言います。
これが上肢の前面と一致します。
おもしろいでしょ?
いろいろな人が、人間の体や動きについていろいろな方向からアプローチしていきます。
その結果が、似たようなものになるというのは、目標が同じだからかもしれません。
キネステティクやロルフィングの理論が正しいと主張するつもりはありません。
理論は現実を解釈するときに使うツールです。
現実の方がずっと内容があっておもしろいのです。
ただ、「理論」という表現の方法を知っていると、理解、伝達、記録するのに便利なのです。