骨盤と膝

 「感じる解剖」の「解剖」がかなりマニアックになってきたので、少しゆるめます。

実験
 まず、左のイラストを見ながら、膝に触ってください。

 膝を曲げ伸ばししながら、曲がるところを確認します。

 いわゆる「お皿」は膝蓋骨と呼ばれます。

 大腿骨と脛骨のつくる関節は膝蓋骨の足側にあります。

 いすに座って膝を曲げたときには、膝蓋骨は脛骨から離れて大腿骨にくっついています。


 両足で楽に立ってください。

 膝に注意を向けてください。

 自分の膝の「ゆるさ」を感じてください。

 骨盤を動かさないようにして、両膝を左右交互に小さくゆらゆらさせてください。

 できるでしょう?




 次は、いすに座ってください。

 いすに座って、膝の下の下腿の脛骨のでっぱりに手を当てて、右足の踵を中心に足首から下の足を左右に動かしてください。

 下腿に当てた手で、そこの動きを感じてください。

 そのとき、足はどこから動いていますか?

 足関節でしょうか?膝関節でしょうか?

 そのときに動きを起こしている筋肉は、どこにありますか?