人間工学者を自称する人が、「体の感覚」を重視しているわけではありません。

 あるとき、姿勢について工学的分析をしている工学者や整形外科医の体に触る機会がありました。

 とても硬い動きをするのにびっくりしました。

 ですから、いわゆる「人間工学に基づいた」というものが、「楽です。人間に良いです」というものではありません。

 また、このサイトで紹介するものはすべて「例」です。

 どんな人にでも当てはまるというものではありません。

 脊柱が曲がっていれば、解決方法は違うかもしれません。

 問題点に気づいたら、ぜひ自分の体と感覚で確かめてから、行動しましょう。

 そのときに自分の感覚で状況を感じ取り、それをもとに解決方法を探ることが大切です。

 キネステティクも一般意味論もフェルデンクライスもアレクサンダーも、思い込みではなく自分の感覚を元にして動くことを勧めます。