アデレードに何が起こったのか?16/17

  楽しんでいただけましたか?

 原典は訛りのある英語ですので、翻訳はいい加減なところがあるかもしれませんが、感じはつかめたでしょう。

勝手な解釈の感想文

 パールズは、解釈や分析は不要だと主張しています。

 ですから、ここで起こった ことは、解説できるものではありません。

 これは私が勝手に解釈した感想文として、お読みください。


 まず、アデレードは本当の患者になりました。

 それ以後は、本気で心理療法を受けています。

 パイロットとのやりとりの途中で、偉そうな自分は「自分が 何をしているか分かっている」と思っていることが分かりました。

 その後の会話で、「私はコントロールするのが好きだ」 と気づきます。

 そして、「自分が何をしているか分かっているはず」はずなのに、実は「コントロールすることが好きだ」ということを知らなかったことに気づ きます。

 それで、「残念」 に思います。

 「勝ち犬と負け犬」の 会話では、自らの中の相反する2つの極性=考え方・見方・世界観が戦います。

 社会通念に従って、「まともなおとなにならなければならない」という勝ち犬 と、「自分は能力がなくて、誰かに頼っていなければ生きていられない」という負け犬です。

 そして、声のワークになりました。

 アデレードは自分の声が好きです。

 自分の声は自分です。

 自分が好きなのです。

 その声をコントロールしていることに気づ きます。

 自分で自分を操り、制御しているのです。

 英語圏では「コントロールする」は良い意味ではありません。

 「人を自分の意のままにする」という意味があ ります。

 というわけで、アデレードは「自分が自分を抑えつけている」ことに気づきま す。

 そして、コントロールしていることが、「操っていること」だと指摘されて、自分が周囲の人間を操ろうとしていたこと、すごく下手で見え透いていたこと に気づきます。

 つぎに「聞くこと」に意識を向けられます。

 自分が他人の話を聞いていなかったこと、耳をふさいでいたために、聞こえていたものにさえ気づいていなかった ことに気づきました。