警告

 ここに書いたことを、文字だけで理解したと思わないでください。

 「呼吸の動き」は、とても微妙です。

 必ず、自分の体で試してください。

 そして、自分の体験したこと、感覚でとらえたことが、ここに表現されていることと、まったく同じかどうかを確認してください。

 今まで「動き」に興味を持ったことがないのでしたら、99% 感じないと思います。

 私自身は、呼吸について感じるのに1年くらいかかりました。

 今でも、よくわからなくなることがあります。

 もし、あなたがここに書かれたことと同じことを感じたのなら、それはこのサイトが「教えた」のではありません。

 あなたが意識していないけれど、体で行っていることに「気づくきっかけ」を与えただけです。

 あなたが「学習した」と思ったものは、自分のものです。

 あなたは私の言葉からではなく、自分の体験に「気づくこと」から学習できます。

 かならず、自分の体で試してください。

 「呼吸の動き」は微妙なものです。

 呼吸は意識して変化させることができます。

 ここに書いてあることを意識的にすることもできます。

 しかし、意識的に呼吸すると、ぎこちないものになります。

 それはあなたの本来の呼吸ではありません。

 「自然に息をすることを許す」ことで楽に呼吸できます。

 「楽に呼吸しよう」と意識したとたんに、作り物の苦しい呼吸になります。

 「許すこと」が大切なのです。

 センサリー・アウェアネスのセミナーでは、 まさにallow(許す)という動詞が使われていました。

 「自分を許すことで楽になる」と気が付けば、ほかの人を許すことも楽になるかもしれません。

 「息をする」ということに哲学的な意味を見出す人がいるのは、そんな理由からかもしれません。