そして、もちろん、患者さんもあなたの周りの構造の一部です。
あなたの行動を決定する意志に大きな影響を与えています。
ここに述べたことは、「正しいこと」ではありません。
現実は人間の理解を超えるほどに複雑です。
「正しいこと」など、無いのです。
実存主義も構造主義も、現実の一部を切り出しただけです。
「このように考えることができる」という例として提示しました。
たいせつなことは、現実を対象として考えるときに、「実存」でも「構造」でも使えることです。
目の前の患者さんが「近代的自我」を持って生きているのか、「構造」が行動を決定しているのか?
それを把握して、対処することが自分のやりたいことを行なうために役立ちます。
|