「言葉」という記号は人間にとって、とても役立つのですが、「ものごと」を正確に表現するのには、限界があります。
また、色で実験してみましょう。
色は光の波長で決まります。ですから、連続的に変化します。
言葉は不連続です。
赤橙とか、薄橙と名前を増やしていても、赤から橙色まで連続的に変化する色にすべて名前をつけることは不可能です。
色に名前をつけたとたんに、それよりほんの少しずれた波長の光の名前ではなくなります。
連続する変化を言葉では正確に表現できません。
「言葉」にすることは、連続するものを断片にわけて、非連続的なものにしてしまいます。
「言葉」ではすべてを表現できません。
言葉は不連続です。
連続する変化を表現できません。