マジックとナルAシステム

 マジックをみたときに、それを楽しむことができます。

 それは、「おもしろいことが起こっている。自分が今まで思っていたことが、違うかもしれない」と見ることです。

 そうすると、自分の体験を広げることができます。

 「こんなことは起こるはずがない」というのは、自分の体験をないものにしてしまいます。

 上手な生き方はありません。

 また、逆に「これはすごい。超能力に違いない。

 金儲けに使おう」というのも、上手な生き方ではありません。

 無視するのも飛びつくのも、自分の体験しているものを味わわずに、すぐに結論に飛びついています。

 これは「AかAでないか」を決めたがるアリストテレス的考え方(Aシステム)です。

 人生を決まったものとして考えるので、心が窮屈になります。

 堅苦しく、楽しめない人生になります。

 自分がわからないものを、「今は分からないもの」として「一般意味論的」に、非アリストテレス的(ナルAシステム)に楽しめば、もっと楽しく生きられるかもしれません。
 
 灰色を認めることは、いろいろな「違い」を見つけることです。

 情報は「違い」のあるところに生じます。

 白と黒しか認めなければ、たくさんある灰色やパステルカラーは楽しめなくなります。

 現実はカラフルです。

 人はその一部しか、感じません。

 一部しか感じられないのに、それをさらに制限するのは楽しめません。

 ところで、「一般意味論」のはじめの方のページで、「科学と正気」の本のアイコンが回っていたのに気づきましたか?

 あのアイコンをクリックしましたか?

 クリックするとカーシブスキーが「アリストテレス的」といったものと「非アリストテレス的」といったもののリストを見ることができます。
 ぜひ、確認してください。
「科学と正気」のページへの近道

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