口から食べたものは食道、胃、小腸、大腸を通り、左のアニメのように排出されます。
消化管は自分の思ったように動かせません。
金魚を飲み込んで、生きたまますぐに口から出すことはできても、その金魚を2時間、胃の中にとどめておくことはできません。
消化管は不随意筋です。
その「動き」は脳からの信号ではなく、腸管の筋肉が伸ばされることでおきます。
腸管の筋肉が伸ばされると、反射的にゆっくり収縮します。
自律神経の働きで適度に調整されて、うごめくようにして食べたものを先に送る蠕動運動が生じます。