AがBを押しました。
Aの筋肉の変化=「違い」はBのシステムに、「外側から力」をかけます。
「力」はエネルギーです。Bのシステムを変形させます。
Bのシステムが変形すると、その変形により内部に「力」が生じます。
この「力」が受容体を力学的に変化させます。
つまり、ちょっと前の状態とは「違い」が生じます。
これが、感覚に伝わる「情報」です。
Aの中の『違い』はBのシステムの中に、直接には入っていません。
Bのシステムに入ったのは、「力」というエネルギーです。
このようにして、Aの内部の筋肉の時間的な「違い」という情報が、エネルギーとしてBのシステ
ムの内部に入り、受容体へ「力」のエネルギーの「違い」を作りだし、その「違い」が情報に変換されて伝わりました。
「生きているシステム」は、情報について閉じていて、エネルギーについて開いています。
情報はそのままでは伝わりません。
エネルギーの「違い」として伝えられます。
|