「生きているシステム」は、「エネルギーについては開いていて、情報については閉じている」ので、 「情報」がそのままの形で 「生きているシステム」に入ってくることはできません。
入れるのはエネルギーだけです。
そして、情報は「違い」です。実体を持ちません。
ですから、
情報はエネルギーの「違い」として「生きているシステム」の中に入ります。
触覚を例にとって、実験しましょう。友人と二人で実験すると良いでしょう。
1. 黙って目を閉じて自分の「体」をそのまま感じます。
2. そのまま、相手に掌で軽く押してもらいます。
相手が「押した」ことが分かったでしょう。
あなたは相手が押しているのを、「感じた」でしょう。
しかし、あなたの触覚の受容体は、皮膚の下、つまり体の中にあるのです。
人の構造に「中の変化」を感じる受容体はありますが、外側の変化を知る受容体はありません。
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