覚醒した意識と覚醒していない意識


 心理学に意識の「氷山仮説」があります。

意識は氷山のようなもので、水面の上という「覚醒した意識」の部分と、水面下の「自覚していない意識」があります。

 周りの海が「無意識」です。

 多くの人は、水面下の氷山は、海と同じと思っています。

 「覚醒していない意識」で行った行為は、「無意識にやった」と言います。

 でも、正確には「意識下の行為」です。


 この氷山の水面の上にでている部分を大きくすることが、「目覚める」ことです。

 これを重視するのが、センサリーアウェアネスです。

 センサリーアウェアネスでは、名前のとおり、センスつまり「感覚」を重視します。

 自分が今、「感じている」ことを知ること、意識を保っていること、「覚醒していると」が大切だというのです。

 自分の体を地球の引力に任せると、頭が下がり胸郭が下がり、腰が曲がります。

 そこから、地面から草が芽生えることをイメージしながら、下肢、骨盤、胸郭、上肢、頭と「積み上げて」くると、重力と戦わずにすみます。

 地球から受けている「力」に逆らわずに、地球と仲良くできます。

 地球と仲良くすることが、自分が楽に立っているためのコツです。