ライヒの性格分析
ライヒのトラウマ

 ウィルヘルム・ライヒは1897年にオーストリアの富裕な農家の子供として生まれました。

 両親は1000エーカー以上の農場を経営していました。

 経済的には恵まれた子供でした。

 ライヒは動物や植物について学習し、とくにその生殖について興味を持ちました。

 ライヒは昆虫を採集し、繁殖させ、家庭教師の下でコレクションを作っていました。


 しかし、13歳のとき(11歳という説もあります)に、母セシーリアが自分の家庭教師と浮気している現場を目撃します。

 ライヒは父レオンにそのことを告げました。

 怒り狂った父はセシーリアを責めます。

 母は自殺しました。

 実は、この辺はいろいろな話が流れています。

 ライヒは見ていないし、13歳まで知らされなかったという話もあります。

 いずれにせよ、この母の死がライヒの人生に大きな影響を与えています。

 その後、1914年、ライヒ17歳のときに、父は自ら責め、真冬の凍った池に数時間たち尽くし、肺炎となり死亡しました。


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