余った「力」を「外側の力」にせずに、介助者自身の体にとどめれば、「内側の力」となり体を壊します。

 全身を力こぶのように緊張させて介助することは、危険行為です。

 「必要最小限の力で介助する」ことが大切なのです。


 「力」を必要最小限にするのは、人間の表現力を最大にするからです。

 フェルデンクライス・メソッドも同じことを教えます。

 イスラエルのフェルデンクライス・ギルドのページに書かれているのは以下の言葉です。

 (2011年に見直したら、すべてヘブライ語のページになっていました。英語のページは見つけられませんでした。)



 To make the impossible-possible,

 The possible-easy,

 The easy-Effortless.



 できないことをできるように、できることは簡単に、簡単なことは楽に。

 他の人を手伝おうとするときに、あなたの邪魔をしているのは、あなた自身の「力」かもしれません。