「足の前面」と「足の後面」をこのように考えると良いことがあります。
基本体位の説明がしやすくなるのです。
仰臥位では、体の重さをすべてのマスの後面から地球に流しています。
肘をついた腹臥位では、上肢の後面である肘と下肢の後面である大腿から重さを地球に流しています。
座位では、骨盤の後面から重さを地球に流しています。
片膝立ちになると、片方の下肢の後面である膝から主な重さを流します。
そして、もう一方の下肢からは・・・
困るでしょ!
足の裏がすべて前面なら、説明に困るのです。
片足立ちや両足立ちではもっと困ります。
足の前面から重さを流していることになってしまうからです。
基本体位は、地球に楽に重さを流せる体位であると感じているのに・・・困ります。
「前面だが後面の性格を持つ」と、説明しても良いですが、すっきりしない。
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