首の骨の動き

 人間の首の骨は7個です。ナマケモノは8〜9個、カイギュウは6〜9個だそうです。

 左の写真は、人の頸椎7個を正面から見たところです。

 赤いのは動脈です。左右の椎骨から横に出た突起に開いた穴を通って、脳に行きます。真ん中の上に黄色で見えているのが延髄です。動脈は延髄の前面で合流しています。

 頸椎の横から出ている黄色いのが、脊髄から出てきた神経の束です。首の骨の使い方を上手にしないと、神経を痛めます。

 
 首の骨全体で、「前に曲げる」、「後ろに反らせる」左側から後ろを向く」ときの動きを、左のアニメーションで示しました。

 頸椎の間には、椎間板という弾力のある組織があって、伸び縮みします。そのために、頸椎を曲げたり、反らせたり、ねじったりできます。

 でも、頭蓋骨と環椎、環椎と軸椎の間ほどには、良く動きません。