足で地球をつかみ動かす

 這って歩くときの手の使い方と、立って歩くときの足の使い方はおなじです。

 足の裏が重さを流します。

 趾が地球をつかみます。

 このようにして、あなたは足で地球をつかんで、動かすことができます。

 あなたは床を蹴って歩いているのではありません。

 あなたは地球を足でつかんで、動かしているのです。

 地球の重さがあなたの体の軸からそれてしまえば、地球はあなたの足の上からこぼれ落ちます。

 足の裏で地球をつかみ、趾、足、脚を使って落とさないように持っているために、バランスを保つのです。

 けっして足で地球を放り投げるようなことをしてはいけません。

 そんなことをすれば、地球はあなたの足の上からこぼれ落ちていきます。

 これを地球を基準にして表現すると、「転ぶ」と言います。