体はシステム1

 ここで一つ実験をしてみましょう。
実験 息をする

skelton is sitting 椅子に楽に座ってください。「体の感覚」でおわかりのように、「楽に座る」ということは、背中を丸めるのとは違います。

 頭の重さが脊柱を通って、そのまま座面に落ちることです。

 目を閉じて楽にします。その前にこの枠の中をすべて読んでください。

 目を閉じた後では読めませんから。

 頭の重さが、脊柱を通って座面に落ちていることを感じます。
考えてはいけません。


 大腿に注意を当てます。緊張していませんか?

 「両膝を合わせよう」という「力」を入れていませんか?

 もし、「力」を入れていたらゆるめてください。

 大腿の「力」を抜いても「楽に座っている」と、骨盤が楽にかすかに動いていることに気づくでしょう。

 息を吸うときに自分の大腿はふくらみますか、縮みますか?

 両足の趾先に注意を当てます。

 両足の趾先が呼吸とともにかすかに動いていることに気づきますか?

 次に、両足で床を踏みつけながら、呼吸を感じてください。楽しいですか?

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