新たなる予言

 これから起こることを予言しておきましょう。


 ここに書いた「小さな体位変換」をして、接触圧を測定する人々が出てくるでしょう。

 また、組織の酸素分圧や、ズレ力を測定する人々が出てくるでしょう。

 それらは「悪いこと」ではありません。

 それらは「物理量」を測定している実験です。

 実験して「物理量」を報告するのに問題はありません。

 問題はその「物理量」から、そのまま実践を「きめつける」発言をする人がでることです。

 「小さな体位変換を実験した結果、接触圧が低下した(または、低下しなかった)から、体位変換はこのようにすべきだ」と結論づけるのです。

 これが「言葉を上手に使っていない」状態です。

 でも、このようなことを言う人が出てくるでしょう。

 

 「じょうずにやりたい」と思う人は、相手からフィードバックをもらわなければなりません。

 ですから、あなたがやることは、すべて「そのときだけのもの」です。

 いつも同じようにすることはできません。

 相手は生物で、生(なま)ものだからです。

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