ここに書いた「小さな体位変換」をして、接触圧を測定する人々が出てくるでしょう。
また、組織の酸素分圧や、ズレ力を測定する人々が出てくるでしょう。
それらは「悪いこと」ではありません。
それらは「物理量」を測定している実験です。
実験して「物理量」を報告するのに問題はありません。
問題はその「物理量」から、そのまま実践を「きめつける」発言をする人がでることです。
「小さな体位変換を実験した結果、接触圧が低下した(または、低下しなかった)から、体位変換はこのようにすべきだ」と結論づけるのです。
これが「言葉を上手に使っていない」状態です。
でも、このようなことを言う人が出てくるでしょう。
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