イラストの誤りなどは、大きな誤りではありません。
「30度側臥位を推奨すること」には、さらに大きな誤りがあります。
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「30度ルールは間違いだった」と書かれるときがくるでしょう。
上に参照したページも変更されるでしょう。
(この予言は2006/01に一部実現しました。
参照したページは、変更ではなく消去されました。)
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しかし、それは「筋肉の機能」に気づいて、反省するのではなく、「接触圧が下がらないから」ということを理由にするでしょう。
人を見ず数値にこだわる看護学者は、「接触圧(体圧)で判定できるだろう」という方法論の誤りを認めないでしょう。
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大きな問題点は「感覚」を認めていない点にあります。
実験 自分の重さの流れを感じる |
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金沢大学医学部保健学科褥瘡研究室による(2005/08) |
東大・金大褥瘡・創傷研究グループによる(2006/01) |
(わたしはこれらの図の内容を否定していますが、出典のサイトでは記載するように断り書きがつけられていますので、明記します。)
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1. 上のイラストのように、「30度側臥位」をとって、自分の体のどこに重さがかかっているのかを感じてください。
2. 上のイラストの姿勢から、右に転がり、完全な90度側臥位になります。
そのときに右膝、右大転子、胸郭にかかる重さを感じてください。
3. それから、頭の回転を戻し、左上肢を左に戻し、胸郭のねじりを戻します。
ついで、骨盤を正面に向くように転がして戻し、左膝を立て、右膝を立てます。
そのプロセスの間に、重さがどこにかかるかを感じてください。
4. 仰臥位からゆっくり右側臥位になってみます。
仰臥位では、重さは仙骨にかかっています。
右に転がるにつれて、どこに重さがかかっていくかを「感じて」ください。
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30度側臥位を推奨する誤りに気づいたでしょうか? |