インタビューを忘れかけたアデレード1/17


 これは、Gestalt Critiqueの 記事をわたしが自分の勉強のために翻訳したものです。

 商業的利用、引用、転載は許可できません。

 個人的資料です。原典の英語は訛っていますから、翻訳に責任もてません。

 とてもおもしろいです。

 ゲシュタルト療法の理解に役立ちます。

 長いですが、読むことを強くお勧めします。

 インタビューを忘れかけた、フリッツ・パールズ とのインタビュー
(アデレード・ブリー)


アデレード・ブリー(以下、ア) ドクター・パールズ、ゲシュタルト療法とは何ですか?

ドクター・パールズ(以下、ド) 議論も、話も、説明も現実的ではない。

 知的な話は大っ嫌いだ。

 あんたはどうじゃ。

 そんなときもありますわ。

 で も、今日はインタビューなんです。

 ゲシュタルト療法についてお聞きしたくて、それで・・・

  ほかのやり方をしよう。理屈っぽい話はやめじゃ。

 あんた、患者になりなさい。

 本当の患者


 知識の話はもう終わりじゃ。

  あぁ、よろしいですわ。

 お望みなら、やってみましょう。

 患者をね。

 ええっと、それじゃ。んふっ。

 「わたしはアデレード。 ドクター・パールズ、患者ですの。気持ちが沈んでいます。飛行機に乗るのが生理的に怖いんです。手に汗をかきますし、心臓もど きどきいいますわ。」

 こんなものでいかがです。

  その生理的な飛行機恐怖症を5分で治してしんぜよう。

 え、できますの?

 よろしいですわ。

 何をしましょうか?

 まぁ、目 を閉じてもらおうか。

 飛行機に乗るんじゃ。

 本物の飛行機なんかじゃない。

 空想の飛行機だ。

 あんたが飛行機に乗ったときに経験することを知るのに、想像が役 立つんじゃよ。

 もう、心臓がどきどきしてきましたわ。

 目をあけないで・・・

  はい。