あれっ、おかしい!
「イエスは自分こそ、王なるキリストだととなえている」から、死刑に値すると群衆は訴えたのです。
ローマは、ユダヤを直轄領とし、「ユダヤの王」を廃し、総督を立てているのです。
そこに「ユダヤの王である」と公言する人間がいれば、ローマに対する反逆です。
そんなことを言う人間を総督は許すことはできません。
ですから、ピラト総督が、「ユダヤ人の王なのか?」と質問して、「そのとおりである」と答えたら、「有罪」が妥当です。
この聖書に書かれたピラトの裁決は全く理不尽です。
総督が、こんな裁決をしたら、すぐにクビです。
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