頭の使い方


 頭の骨を頭蓋骨と呼びます。

 頭蓋骨は上顎骨や頬骨などの骨がくっついてできています。

 頭蓋骨には関節があります。一つは下顎骨、つまりいわゆる「顎の骨」がついている顎関節です。

 口を開けてみると、下あごは上下によく動きます。左右、前後にも少し動きます。


 頭蓋骨はいわゆる首の骨、解剖学では頸椎と呼ばれる骨の上に乗っています。
 一番上の頸椎と頭蓋骨の接する関節は左の写真の緑で囲んだ2カ所です。

 この2カ所を「後頭顆」と呼びます。

 この後頭顆は左右一対で一つの関節面を作ります。

 このなめらかな高まりが、第一頸椎(環椎と呼ばれます)の関節面と摺り合うように動きます。



 ゆっくり小さく頷いてみてください。

 自分の頭が「どこで動いているのか」、「どのように動いているのか」を感じられますか?