左右のアニメーションを参考にして、感じてみましょう。

 自分の大腿骨の大転子、上前腸骨棘、恥骨結合に触れて、その位置を確認してください。

 これはとても大切なことです。

 立ったときには、股関節は大転子よりちょっと高いところ、恥骨結合の高さくらいのところにあります。

 「体を2つにおる」ときの真ん中は臍ではなく、股関節です。

 その高さは恥骨結合の高さです。

 ですから、キネステティクの機能解剖では、「体の真ん中は恥骨結合です」と教えられます。

 股関節の位置を知らないままに、体を折ることは、包丁の刃がどこについているか知らないままに使うようなものです。

 自分の体の、曲がるところをしっかりと感じてみましょう。