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さて、これであなたはいろいろな表情を使うことができるようになりました。
人間は外界からの刺激を感じます。
刺激自体が体内に変化を起こします。
また、刺激が過去の記憶を呼び覚まします。
身体的変化と記憶が意識に上らずに感情を作ります。
ここに思考はありません。
感情が表情を作ります。
ですから、表情筋は自分の心の表現の道具です。
もし、この表情筋が固くなっていたら、あなたの心は表現されないままになります。
自分の存在の表現していくことが、生きていることです。
それなのに、その表現をやめてしまったら・・・。
まるで、死んだようなものです。
豊かな表情が豊かな人生を作ります。
そのためには、表情を固めないことが大切だと思います。
また、「表情を意識して作る」ことは、その表情に固めることと同じです。
ですから、愛想笑い、作り笑いは苦しいし、見ている方も嫌になります。
表情を固めないと同じく、表情を作らないことも大切です。
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美容のために、フェイシャル・マッサージが行なわれます。
顔の筋肉は小さくて弱い筋肉です。強くマッサージするといけないと言われます。
そのとおりです。
さらに進めて、フェイシャル・マッサージさえ必要ないのかもしれません。
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実験
鏡を見て、自分の顔をよく見てください。
前のページで示した筋肉の位置を確認してください。
目を閉じて、自分の顔を感じます。
自分の顔の筋肉をひとつひとつ、感じて、その筋肉の緊張の程度を感じます。
そこの筋肉が緊張していると感じたら、静かに緊張をゆるめるようにしてください。
マッサージしてはいけません。
ただ、「そんなに緊張することはないのだよ」と自分に言い聞かせてください。
そこにあるのは鏡だけのはずですから。
顔の左右の筋肉の緊張をすべてチェックし、過度の緊張をやめてください。
静かに目を開いて、鏡に映っている顔を見てください。
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