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ヒトは座り始めると、腰椎は体内のときと反対に、前に凸のカーブ(前彎)を作ります。 腰椎が反対にそるので、脊柱は全体でS字カーブを作ります。 腰椎のカーブは生まれる前と生まれた後では、まるっきり反対になります。 そのために、ヒトは腰を壊しやすくなっています。 かっこよく見えるからと、腰を反らすだけで負担はとても大きくなります。 地上に立っているためには、腰椎を上手に使って地球の引力と折り合いをつけていかなければなりません。 腰椎を上手に使えば、地球の引力は体を下に引っ張り、脊柱が体の重さを地上に流すのを手伝ってくれます。 腰椎の使い方が下手なヒトは、腰痛、背部痛に苦しみます。 腰椎の3-5番目が特に大きく前彎しています。 |
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おまけ | ||||||
ウマはヒトを背中に乗せます。 背中が凹んで鞍を乗せやすくなっています。 まるで脊柱が凹んでいるように見えます。 しかし、骨格を見ると脊柱はまっすぐ横に走っています。 脊椎の棘突起の長さが違うので、背中が凹んでいるように見えるだけです。 鞍と鐙(あぶみ)が乗っている人の重さを、馬の胸椎にかかるようにしています。 もし、乗っている人が馬の腰椎に重さをかけたら、馬はつらいでしょう。 |
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