「ダンサーの足」の教育

 はぁーい。お待たせしました。

 ここまで長々と解説したのは、「ダンサーの足」の教育のためです。

 教育といっても、言葉で教えるのではありません。

 体で気づくことを手伝うだけです。

実験

 足の裏の全面が床につく程度の低い椅子に座ります。

 右と左の足を比べて、感じてください。

 「なんか使いずらいな」と思う方の足を使います。
 足の裏の9カ所の一つづつを確かめるようにゆっくりと重さをかけていきます。

 1カ所に3秒くらいかけてください。

 アニメーションは一例です。

 実際には、常に順番を変えてください。
 
 たとえば、5,4,3,4,8,2,6,4,1,7,5,7,0,3,・・・というようにです。

 自分の足に「重さのかかるときの感覚を教えてあげる」つもりでやってください。


 足の裏の9カ所に重さをかけるときに、どこが動いているでしょう?

 大腿の筋肉は動きますか?

 大腿の裏の筋肉は動きますか?

 腰のあたりの筋肉は動いていないでしょうか?


 どんどん、「力」を少なくしています。

 最終的には、足が動いていないように見えるくらいの力にします。

 そのときには、筋肉の緊張を感じるだけかもしれません。

 「十分やった」と感じたらやめます。


 両足の裏と床のつき方を感じてください。

 左右同じでしょうか?

 また、ふくらはぎ、大腿、腰の感じに左右差はないでしょうか?