ストーマケアの道は一日にしてならずぢゃ
管理人は、1990年、北海道大学医学部附属病院消化器外科の教官でした。
ストーマを持つの患者さんの外来診療のために、ストーマ外来を立ち上げました。
当時、スクイブ社のETをしていた徳永恵子氏(2007年現在、宮城大学副学長)に毎月1回、東京から来ていただき教えていただきました。
ストーマ外来を開設して、8ヶ月後に旭川厚生病院に移ることとなりました。
せっかく作ったストーマ外来を、継続しより良いものにしてもらおうと、後進の医師のために本を作りました。
当初、300部作り、同門会の会員に送付しました。
その後、本を読んだ看護師などから「欲しい」という声があり、結局、900部になりました。
その後、外科医をやめるとき、自分自身の手元にあるものも、優秀なナースに差し上げました。
今では、「幻の一冊」です。
「あの本をホームページに載せて」と言う人が、2人ほどいましたが、自分の手元にもないので、載せられませんでした。
2007年3月、当科の山本師長が、「いやぁ、きのう部屋の掃除をしていたら、こんな本が出てきた」と言って、取り出したのが、この本です。
OCNソフトで取り込み、pdfファイルにしました。
ダウンロード
いいわけ
この本の内容は、1990年当時のものです。
決して、現在の社会にそのままで当てはまるものではありません。
あくまでも、日本のストーマケアの歴史の一部としてご覧ください。
「1990年、ストーマケアが広まりつつあるとき、こんなことをして、考えていたんだ」と思い読んでいただくと参考になるかもしれません。
自慢できるとすれば、「自分で自分のことをする生活に戻ることがリハビリテーション」という考え方を取り入れていることです。
当時は、この重要性をはっきりと認識していませんでした。
現在、療養というものを診ていると、人間の生きることの基本を理解していたのだと、われながら感心します。ははは。
ファイルサイズは15MBです。
ブロードバンドでダウンロードすることをお勧めします。
OCRソフトでワープロソフトに取り込んで、誤字脱字を極力、修正しました。
それをフリーのPDFプリンターソフトでPDFファイルにしました。
修正に疲れました。
間違いがありましたら、許してください。