足について その2

 脛骨・腓骨と距骨、踵骨の間の関節が全く動かなければ、前のページのようには歩けません。

 足は脛より前に突き出していますから、下腿を前に倒せなくなります。

 ですから、足を外側に回して、つま先が邪魔しないようにします。

 足は地面を捕まえることができません。

 下肢はただの棒と同じ動きしかできません。

 膝ではつま先を回す動きはできませんから、股関節で下肢全体をねじります。

 結果的に、膝が伸びます。

 このようにして、歩いてみてください。

 いつもの速さで歩くと、足を着地するたびにカツンガツンと衝撃が来るでしょう。

 距骨の動きが制限されると、その影響は体全体に及びます。

 ゆっくり歩くと、体全体を使って衝撃を和らげることができます。

 つまり、距骨に障害があっても、体全体を使うことで、その障害の影響を緩和できます。

 ここでは、距骨の動きを中心に話を進めましたが、他の中足骨や中手骨でも同じことが言えます。

 たぶん、趾骨でも同じです。


 人間は、頭から足の先まで全体として機能しています。

 一カ所の不具合は全体に影響を及ぼします。

 一カ所の不具合は全体で改善されます。


 体はシステムです。