ハイヒールを履くと、下肢が長く見えて格好良く見えます。
しかし、かっこうよく見えることと、体に優しいことは別のことです。
ここまで読んだあなたは、ハイヒールを履いたときに、自分の足の関節に何をしているかに気づいたことでしょう。
ハイヒールを履いたときには、距骨が前にすべっています。
距骨の狭いところで支えていますから、グラグラしやすい状態です。
その状態で「立つ」という安定した状態を保つのは、大変高度な技です。
安定して立っているためには、距骨を微妙にコントロールしなければなりません。
しかし、距骨には筋肉がついていません。
結局、体全体を使って、足の関節、特に距骨のコントロールをしなければなりません。
このような高度の身体能力を持つ人だけが、ハイヒールを履いて楽に立っていられるでしょう。
高度の身体能力を待たない人は、どこかに無理が来ます。
足首をくじく、ふくらはぎが痛くなる、背中が痛くなる、股関節が痛くなる、肩が凝る、頭痛がする・・・。
何が起こっても不思議はありません。
そうやって自分で体を痛めておきながら、いわゆるヒーリングを受けて、「とても楽になった。あそこのヒーリングは効果がある」と言ったりします。
うーん、これ以上書くとハイヒールで蹴られるかもしれないから、やめます。
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