ストーマケアと心理


 これは2006/06/15、北海道ストーマリハビリテーション講習会で行った50分の講義をウェブ用に書き直したものです。


 管理人は、20年間消化器外科医をしていました。

 直腸癌の治療として、いわゆる人工肛門を作ることがありました。

 人工肛門を専門的には「ストーマ」といいます。

 10年前に、大学教授や院長と意見が対立し、外科医をやめました。

 しかし、ストーマに対してまじめに取り組む医師はまれなので、未だに講義を依頼されます。

 現役の外科医ではありませんから、ストーマのケアや手術、治療についての講義依頼を断りました。

 そうしたら、「ストーマを持つ患者さんと医療者の心理を話せ」と言われました。

 原稿を作っているうちに、ストーマを作った患者さんの心理に限定することができなくなりました。

 講義のタイトルには、ストーマという言葉が入りましたが、内容は一般の患者さんに対することと同じです。


事前配付資料はここ  
(この配付資料はストーマケアに興味ある人向けです。)



 ここでは、経験をもとに、いろいろな心理学、心理療法をツールとして、「自分の心」を見つめてみることを勧めています。

 では、はじまり、はじまり。