「思い込み」の世界に飛び込む

 カーシブスキーは、「すぐに行動することがいけない」と言います。

 多くの人は、何かを体験すると、すぐに結論に飛び込みます。

 
感じる前に「こう感じるはずだ」という「考えたこと」を、「感じたこと」と思いこみ、「思いこみの世界」に飛び込みます。

 このページを読んだだけで、理解したと思い行動する人もいるでしょう。

 人は、「早く行動に移すことが良い」という現代の習慣に従っているのです。

 行動する前に、一瞬とどまって、自分の「外側の世界」と「内側の世界」の違いをなくすようにすることが、楽に生きるために必要かもしれません。

 大きなプールだと思って、飛び込もうとした先が、実は小さなバケツだったと気づくかもしれません。

 「内側で思う」ことと「外側がそうである」こととは違うものです。