一方向性と、調歩式インタラクションを含むシステムを示しました。
赤の構成要素が周囲にインタラクションすると、4回目のインタラクションで最初のフィードバックが返ってきます。
その後も、青の構成要素の間で起こるインタラクションの結果として、次々と遅れたフィードバックが返ってきます。
このように、一般的なシステムでは、ある構成要素が行なったインタラクションに対するフィードバックは時間的な遅れとともにバラバラに分かれてきたり、何度も来たりします。
この遅れも頻度も予測できません。
フィードバックは来たときに処理されます。
示したアニメでは、フィードバックに刺激された赤い要素自身が再びインタラクションしています。
実際には、これらのインタラクションが動いているときには、いつ始まりいつ終わったとも分かりません。
これが「プロセス」です。
プロセスには、始まりもなければ終わりもありません。
ただ、連綿とインタラクションが続いていきます。
プロセスはシステム全体が「生きることをやめる」まで続きます。
プロセスはインタラクションの連続ですから、あるインタラクションに対して全体がインタラクションするまである時間がかかります。
プロセスの進行には時間が必要です。
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