システムの「成長・発達」
 前々ページの図から、「不足」を取り除いてみました。

 こうしてみると、上の図のシステムが、内部の構成要素と、インタラクションを変化させて、全体の機能を高めたように見えます。

 つまり、システムの「修復」も、「成長・発達」もシステムが拡大することで同じです。
 修復は「以前の状態」から見て、「欠乏」がある状態ですから、「成長・発達」はより高い機能から見て「欠乏」がある状態です。

 つまり、システムが拡大するためには、システム内部の「欠乏」を認識しなければなりません。

 「学習」には、「欠乏の自覚」が必要なのです。「教育理論」では、レディネス(準備状態)と呼ばれるものです。