相関関係と因果関係

 解答は右のグラフです。「小学校」の子どもは1年生から6年生までいます。

 成長期の子どもです。

 学年が高くなれば、足も大きい。

 6年生の方が1年生より足は大きいのです。


 1年生と6年生に、同じ算数のテストをすれば、
6年生の方の点数が高いのは当然です。

 AとBに相関関係があり、BとCに相関関係があれば、AとCにも相関関係があります。

 しかし、それは「因果関係」ではありません。


 統計学が示すのは、「相関関係」であり、「因果関係」ではありません。

 「因果関係」は、仮説の中の論理的妥当性にかかっています。

 ですから、「相関があったので、AがBの原因だ」という論文は、それだけで論文としての価値がなくなります。
 
 「相関関係」と、「因果関係」はまったく別です。

 こんな誤りをしている発表はたくさんあります。
次は重回帰分析を切る