体験で学ぶということValid HTML 4.01!

 今まで述べたような「スライドを見たり、話を聞く」という講演とは違い、「体験で学習するセミナー」があります。

 キネステティクのセミナーや、フェルデンクライス・メソッドやアレクサンダー・テクニークのワークショップのようなものです。

skelton  キネステテイクスなどののセミナーで、自分の「重さ」と「骨」を感じ、「重さを骨に流す」という行為を体験できます。

 すると、キネステテイクスで使われる「重さを骨に流す」という「言葉」の意味を知ることになります。

 これは「体験」しないと理解できないことです。

 「体験」すると、この「言葉」の意味を知ります。(だから、キネステテイクスの教育に「意味論」が関係してくるのです。)ボキャブラリーが増え、表現力が増します。

 このときの「学習」は、講演とは違います。

体験では「今まで知らなかったことと、それを示す言葉」を知ることになります。

 ここのところは、非常に大切なところです。

 「生きているシステム」が新しいことを「学習」するためには、未知の体験が必要です。

 そして、「学習」のためには、「失敗」が必要です

 なぜなら、「成功」をするには、「成功」が情報として理解されなければなりません。

 「成功」が「情報」であるためには、「違い」が必要です。

 「成功」が「違いを作る違い」であるためには、成功と違うものが必要です。

 「成功」をわかりやすい「違い」にするものは、「失敗」です。

 ですから、昔から「失敗から学ぶ」と言われるのです。それがstochastic 試行錯誤の「意味」です。
 
 これで、このサイトのトップページに、stochastic と書いてあった理由がおわかりになったでしょうか?

 「失敗は成功の母」と言われます。

本当は「失敗は学習の母」なのです。

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