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ラバンは人の動きを研究しました。
はじめて、「時間、空間、重さ」に着目した人です。
キネステティクでは、「時間、空間、力」として語られます。
ここでは、ラバンの「時間、空間、重さ」の考え方から紹介します。
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まずは、ラバンの紹介から。
ちょっとマニアックな解説になったので、ここを含めた数ページはさらっと読んでも良いです。
ただし、その後のページは、まじめに読んでください。
「質問」や「実験」と書いたところは必ず考えたり、実際にやってみてください。
感じて、初めて理解できるものがあります。
アニメーションやイラストだけを見てすませてはいけません(あなたのことですよ。Koalaさん!)。
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ルドルフ・フォン・ラバン(Rudolf von Laban)はハンガリーのBrastislava(2005年現在はスロバキア領)に生まれました。
若い頃から人の動きに興味を持ち、観察していました。
ラバンは構造に興味を持ち、はじめは建築学を学びました。
しかし、動きのある人間のほうがおもしろく、人の動きの学習のために、パリ、ウィーン、ベルリンと渡り歩きました。
ラバンは、中国、中近東、アフリカ、アメリカインディアンなどの、その土地、その地方の固有の文化に基づく動きを研究しました。
バレーはラバンの興味を引きつけました。
そうして、ラバンはベルリンのオペラ座の演技指導者になり、ヨーロッパでも有名な振り付け師になりました。
劇場が高度な機械化を進めていくのとは反対に、ラバンはバレーを動きによる心の表現に高めていきました。
そこでは体に対する、「気づき」、「理解」、「解放」が指導されました。
ラバンの哲学的信条に基づくダンスはドイツ表現主義舞踊と呼ばれます。
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