排泄について

 「でも、そんなことをしたら、患者さんは永久にお風呂に入りません」と言う介助者もいます。

 こういう人は、本心から「お願い」したことがないのかもしれませんが、・・・

 確かに、「絶対に入らない」と言い張る患者さんはいます。

 そのときには、その「個人の文化」を作った背景を探ることもできます。

 「なぜ、お風呂が嫌いなのですか」と聞くことができます。

 もし、「お風呂にはいると疲れる」と患者さんが答えたなら、「シャワーで流すだけにしてみましょう」と提案することもできます。

 「熱い風呂は嫌いだ」と言うのでしたら、「ぬるいお風呂にしましょう」と提案もできます。


 患者さんを強制的に変えることはできません。

 あなたが変ることはできます。


 「温かいお湯をふんだんに使ってきれいにすることがよい」という自分の考え方を変えることができます。