排泄について

「ルー」と「メルド」


 文化栄えた中世のヨーロッパでは、下水道は発達していませんでした。

 ここのサイトには、パリの街では、窓から排泄物を道路に捨てていたことが書かれています。

 「ガルデ・ア・ローGardez a l'eau」とは、「水に気をつけろ」と言う意味だそうです。

 これがロンドンでは、「ガルディー・ルーGardy loo!」と訛(なま)ったとのことです。

 なるほど!

 イギリス英語とアメリカ英語の違いとして出てくるのに、"loo"があります。

 幼児用語の「オシッコ」です。

 その語源がわかりました(うーん、勉強になるなぁ)。

 ちなみにイギリスでは、"loo"ですが、アメリカでは"pee"です。

 こちらの語源は不明。

 誰か知っていたら教えてください。
 

 現在のパリでは、さすがに人間の排泄物は捨てませんが、犬の排泄物はあちこちにあります。

 犬好きのフランス人は、犬を散歩させます。

 しかし、その排泄物はそのままほったらかしです。

 私がパリに行ったときにもあちこちにたくさん落ちていました。

 ですから、パリの街を見物して上ばかり見て歩いていると、犬の落とし物を踏みます。

 そのときは、フランス語で「メルド!」と毒づきます。

 もちろん、「クソッ」という意味です。