機能的な後面

 体を支える部分を後面と呼びます。

 前面にあるのに、機能的には後面の働きをする部分もあります。

 骨が皮膚の下の浅いところにあり、重さを支えることができる部分は、機能的な後面です。

 たとえば、鎖骨から胸骨にかけては機能的な後面です

 ここは手を当てて支えることもできますし、うつぶせの時にクッションを入れて胸郭の支えとすることもできます。

 また、顔の頬骨も支える機能を持っています。

 顎はだめです。


 前面、後面は考え方です。

 前面、後面というはっきりした部分が区切られているわけではありません。

 その人の体格で多少は変わります。

 大切なことは、支えにできる部分と、機能を果たすために支えに使ってはいけない部分があるという理解です。